S14お疲れ様でした。今期は最初の方に雷撃があって、そこで強い人たちと対戦したり最上位の戦いを見てモチベが爆上がりし、リハビリのつもりだったのが結局ガチでやりこんでしまい自己ベストを更新することができました。
2000がたくさん出てるインフレシーズンのこのレート・順位にどこまでの価値があるのか諸説ですが、ウガツホムラという新たな推しポケと自己ベストを更新でき、また今期は同じ軸を使ってた知り合いのフォロワーとお互いにいい影響を及ぼしながら過ごせてその２人は2000を達成してくれて嬉しかったし、新要素多めで構築にそれなりの希少性はあるのではと考え筆を取らせていただきます。久しぶりに記事を書くので長く語ります、すんません。
以下常体
1.背景
DLC第２弾が配信となり様々なポケモンが追加された。私はメガリザードンXをUSUMでずっと使っており、それと同じタイプで殴るドラゴンのウガツホムラを使おうという単純極まりないきっかけから今季は始まった。前２シーズンランクマしてなくて、リハビリ期間程度に好きなポケモンで対戦を思い出そうという心持ちで今シーズンを考えていたが、珍しく1週間くらいで3桁順位まで来れて思ったより勝てたので、いかにこの転生した相棒を動かすかを本気考えていった。とりあえずレギュEで強かった奴が覇権ということとサイクルの駒が増えるということを前提に、レギュ変わって最初のシーズンなので勝ち筋を明確にするような構築を考えた。ウガツホムラを軸にした並びで初期に有名になった並びとしてラグホムラや晴れホムラがあったが、前者は不意の草技が怖いし後者はターン管理苦手で使いこなせないと考えなんとか対面的に動かせないか考えた。そこで、毒びしと合わせてワイブレホムラを動かしてみたところ、ポリ２やアシレーヌなど突破困難な相手も強引に崩せるようになり、ディンカイサーフを1体で崩してしまいこれ行けるのではと思い構築を組んで行った。
2.構築経緯
〜コンセプト〜
・毒と合わせて強引にホムラを通し殴り勝つ
・展開しつつもあくまでベースは対面的に
・元々多いBIG6-7とサイクルパーツが増えた環境で渡り合える構築
〜採用順〜
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→
→
youtubeに上がってたレンタルを試してみてカミとホムラが攻めの相性がいいと考え、そこにオオニューラの毒びし始動を追加。ホムラでゾンビしつつハバカミの祟り目によるスイープを期待する。ここまでを軸とした。
補完に求める条件を言語化し、以下を求める枠が必要と考え誰を当てはめるか考えた
・軸がみんな地面がキツくそれに強い奴が欲しい（特にランドロスに強い）
・オオニューラは相手に毒がいないとクソ強いが、ドヒドなどを絡めたサイクルは厳しい。毒がらみのサイクル・搦手に強く出れること
・オオニューラを見るとサフゴがホイホイ出てくるし、カイリューサフゴには毒びしが通らないのでカイリューサフゴにプレッシャーをかけれる駒
一つ目を解決する枠として襷アシレーヌの使用感が良かったので採用。また、１つ目も少し満たしつつ２つ目を満たせることから鋼テラス瞑想ラティオスを採用。ラストはここまでで重いサーフゴーに強く、ナチュラルに毒びし対策してくるカイリューサフゴに圧をかけられる鉢巻パオジアンを採用。構築が完成した。
今まで組んだ中で一番見た目が好きな並びかもしれない。勿論見た目で補完を選んだわけではなく補完に相応しそうなやつをピックしていったらこの並びになった。ちなみにカイリューで同様のことをやっている方がいてこちらの記事も参考になった。
3.個別紹介
・ウガツホムラ
特性 古代活性
持ち物 隠密マント
テラスタイプ 水
性格 陽気
努力値 212-36-*-4-4-252（207-140-142-*-114-143）
技構成 フレアドライブ ワイドブレイカー りゅうのまい あさのひざし
この構築のエース。カイリューでええやんという意見も甘んじて受け止めるけどカイリューで同じ結果が出せるかどうかそうしてみないとわからない。ただウガツホムラのいいところはテラス前提じゃないのでより柔軟に動かせるところにあると思う。リザXと同じ感覚で使うと火力がびっくりするほど控えめ。スケショ型はどうしても火力が足りないし外しが怖く、そこでワイブレ型にして毒と絡めてゾンビ化しつつ相手を詰めていく方が強いと考えた。
この型のウガツホムラは食べ残し採用がメジャーだが、スタンパのランドやオーガポンに無理やり岩石封じを入れられてパオカミに轢き殺されるのが嫌で隠密マントに変更。テラスタイプは水ラオスに耐性を持てて、ランドハッサムみたいな並びでランドにテラス切ってもハッサムに縛られないよう水テラスにした。技構成はメジャーなワイブレホムラの構成そのままだと思う。＋2で最速エナジーカミの上を取り+1で最速ランド最悪同速には持ち込むため最速にした。BIG6-7の並びを何度も倒してくれた。
特性 浮遊
持ち物 食べ残し
テラスタイプ 鋼
性格 臆病
努力値 H164 C188 S156(176-*-100-174-130-165)
技構成 ラスターパージ 波導弾 瞑想 身代わり
受け崩し枠で、最初は補完のつもりで入れたが実質裏エースみたいな役割になった。蒼炎で話題になった、相手の毒や搦手を意識した身代わり瞑想型で採用。青の円盤で強いサイクルパーツが増えており、期待通りの活躍をしてくれた。剣盾はもちろん７世代でも使ったことがなかったポケモンだが上手く動かせたと思う。キョジオーンやドヒドイデあたりへの勝率を爆上げしてくれた１体。受け以外に終盤一定数増えたタケルライコ入りには大体投げていた。スカーフラオスが入ったサイクルには相手がゴーストタイプでも悪ラオス交代読んで波動弾を打っていた（良くない）。アッキラティアスとかでも同じようなことはできたかもしれないがラティオスの使用感があまりに良くそのまま使い続けた。
・ハバタクカミ
持ち物 ブーストエナジー
テラスタイプ 水
性格 臆病
努力値 20-*-108-124-4-252(133-*-89-171-156-205)
技構成 ムーンフォース 祟り目 電磁波 身代わり
起点作成と同時にあわよくば祟り目で相手を縛りにいく贅沢な役割を求めた枠。最速で採用したけど同速負けまくってあまり意味がないので耐久に振った方が良かった。調整はそのまま流用して技だけ変えているので、身代わりを意識した調整になっていなかった。絶対身代わりに合わせて調整すべき。レンパは身代わり意識の調整に直しておきます。テラスタイプは耐性がよく水ウーラ意識の水。技構成は毒びしと相性のいい身代わり、切り返しのための電磁波採用。甘える痛み分け型にして、対面性能を上げた方が良かったかもしれないがレートを伸ばせていたからそのままこの型を使い続けた。
・パオジアン
持ち物 こだわりハチマキ
テラスタイプ 悪
性格 いじっぱり
努力値 H12 A196 B36 S252(12-196-105-*-85-187)
悪魔ポケモン（Xのアイコンにしているやつが言うな）。今季は珍しく終盤つらら落としで上振れたことがあり終盤レートが伸びた一因になっていた。カイリューサフゴへ圧かけるため鉢巻型で採用。上振れ以外にももちろんおかしい火力で相手の受けを許さなかった。性格や技構成は特記事項なしだろう、って思ったけどラストに一定数いたイェッサン展開やイダイトウを考えるとスピナーと不意打ち採用した方が良かったかも。初手のランドロス対面できたら大体礫チャレンジをしていた、誰一人テラスは切らないし裏に引いてくる人いなかった。調整は鉢巻ノマテラ神速耐える程度には耐久を振ってあまりをAに回したもの。
・オオニューラ
特性 軽業
持ち物 オボンのみ
テラスタイプ ゴースト
性格 いじっぱり
努力値 252-124-95-*-12-4(187-182-92-*-102-141)
誰で毒びしを撒くか考えた時、毒びしを撒くだけで出オチにならず軽業発動から相手に１発を与えることが期待できる、あるいは目の前の相手を対面処理できるオオニューラを採用した。運ゲ製造機とは言われているがフェイタルクローで追加効果を引いたのは体感2割くらいでみんな隠密マント持ってるだろと思った。対面勝てるポケモンが初手に対面した場合は、毒びしを撒かず対面処理して数的有利を取るのを狙いに行くこともあった。その辺りを考えるようにしてから体感レートが伸びたので、上振れ要素と裏腹に練度が大事なポケモンだと思った。スタンパへの通りが非常に良かった。
調整はフェイタルインファで無振りラオスを落とせてパオのつらら＋礫確定耐え、控えめ眼鏡ハバカミのムンフォを88％で耐える調整。しかし大体12％引いて落とされてしんどかった。今回は神速を透かせる上リーチを伸ばせることからゴーストテラスのシャドクロ採用にしていたが、ホムラ以外がハッサムに明確に有利というわけではなくサフゴへの打点を持つことを考えるなら炎にしてほのパン採用する選択肢もあった。下記を参照させていただきましたがとても使いやすかった。
持ち物 気合いの襷
テラスタイプ 鋼
性格 控えめ
努力値 CS252 B4(155-94-95-195-136-112,A個体値も31)
技構成 泡沫のアリア ムーンフォース アクアジェット アンコール
ランド入りへの勝率を一気に上げた立役者、激流アリアの火力が予想以上に伸びて病みつきになった。最初からCS襷で使ってて、耐久調整も考えたがCSだと意外に上取って勝てることがあり、ブリジュラスやランドロスの上を取り（カイリューの上取ったことも何故かあった）それで拾った試合があまりに多くCSで貫き通した。色厳選してたら何故かA最高になってしまったけどアクジェ採用してるし許してほしい。対面的に動かすのでクイタンではなくアクジェで使った。アンコールの存在は偉大で、S11で意識していたアンコールで安定して裏でるめるようにするという試合運びの安定化にもつながった。テラスタイプは草毒に耐性持てるから鋼にしたけど生きた場面がなかったので再検討の余地がある。こいつの唯一の欠点は、電磁波から入ってくる初手ハバカミにめちゃくちゃイライラするところ。
4.選出/重い・無理な相手
・選出
①BIG6-7スタンパ
たまに
基本これを秒で選出していた、ホムラがきつい要素がガチグマ以外にもいる場合のみラティを出していた（特にピンで塩やドヒド入ってる時）。
②ランドロス入り
or
ホムラがハッサムに鬼強い代わりに他がさほどハッサムに強くないのでホイホイハッサムが飛んでくる。ランドハッサムには絶対ホムラを投げていた。逆に、この型のホムラはタケルライコに絶対勝てないのでタケルライコがいる時はラティオスを通すのを狙った。
③受け、ドヒドディンルーとか
髪で一緒に出てくるパワーのある速いコマの足を奪いつつ鉢巻パオと瞑想ラティで詰めていく。
・パッと思いつく中で重い相手/並び
眼鏡ブリジュラス：終盤増えて対処しきれなかった、アシレで対面押し切れない
ビルド水ラオス：ワイブレで火力削いでもこちらが突破できず詰む
電気テラスブエナカミ、クリアチャームカイリュー：コンセプトが崩壊する
イェッサン展開：パオにアイススピナー入れても良かったかも
最速ステラカミ：対策の仕方がわからなかった
ランドカイナ：ホムラで通しきれないしアシレーヌもカイナに不利
5.総括
好きなポケモンで楽しもうがいつしか本気で勝ちたいと思い必死で構築を考え、時間を見つけて試合数を稼いで練度を上げて戦えた。７世代から通してのキャリアハイの成績を残せた。
軸を考えついたのが確か1/6-7くらいだったとおもう、そこから構築を組んだ。同じ軸をデカヌチャンカップ、雷撃でも使いその中で見つかった補完の候補をためしていった。みんな負け馬だの弱いだのカイリューでいいだの言われてる中自分はこいつ強いやんと思いながら結局同じ軸で走り切った。よくぽつうしてるkuruさんもホムラを使おうとしてるらしいとのことで並びを提案させていただいたところ使い込んで大幅にブラッシュアップしてくれた。これは俺クソ強い軸見つけたなと思ったら、レブ枠で知り合ったいーぶいさんも同じ軸を考えてたらしく（どっちが起源かな）、構築相談に乗っていただいた。補完が決まってこの構築の形になったのは3週目くらいで、そこで一度5桁に落ちてしまったが溶かしたことが糧になったのかその後練度を上げて４週目に入る頃に1900、1950とするっと上げることができた。最終週で2000目指して潜ると決め、1983と1962ができた。最終日仕事で潜れないのは確定しており最終日前日の飲み会後にレート2000を目指して潜ったがタコ負けしてしまい、1983にして保存してたロムを残して終了した。これ最終日潜れたら2000いけてたやん、、、まあ、たらればを言っても仕方ないし、レート2000を目指すようなペースを想定してやっていたわけでないし、レート2000を目指してドキドキしながら潜った経験をしたことが大事だと思う。社会人であまり時間がなく3桁取れればいいやくらいに考えていたが、これからは保存せず2000を目指してやっていく。
雷撃で爆上げしたモチベそのままに推しポケと突っ走って楽しいシーズンを過ごせました。対戦したXのフォロワーの方ありがとうございました。そしてここまで読んでくださってありがとうございました。
special thanks:
軸を提案したら使ってくれて一緒に考えてくれたkuruさん、レート2000おめでとう。
同じ軸をたまたま考えてて構築相談してくれたイーブイさん、レート2000おめでとう。
雷撃の前に相談乗ってくれて今回の構築を考えていくヒントをくれたあまつかちゃん、21と二桁達成おめでとう。
ファクトチェックしてくれた紅茶ラテさん
special sorry:レブロンさん、レンタル枠でカイリューの方いいよって言ってたのに教えに背いてホムラのまんま使ってて本当にすみませんでした、、、
X:@dremon562
